1月の暮れから2月頭にかけて、CTM Festival 2019がベルリンで開催された。フェスティバル会期の10日間に渡って、数々のコンサート、クラブ・イベント、展示、ワークショップ、それからトーク・イベントが詰め込まれていた。
時間帯が重なるイベントも多く、全部行くなんて到底不可能な充実ぶりである。きっと参加者ひとり一人が異なる体験を、この「冒険的な音楽のための祭典」から得たはずだ。
私自身のCTMでの冒険は、フェス期間を終えてなお、東京の地から振り返ってこの記事を書いている今日までしばらく続くことになった。CTMで触れた音楽から得た印象が、疑問を投げかけ、ひらめきにつながって、新しいアーティストやパフォーマンス・スタイルに目を開かせてくれたからだ。